刈谷市にあるフローラルガーデンよさみ。
ここには四季折々の花が楽しめるイングリッシュガーデンや遊具広場、ミニSL広場などがある。幼児用遊具広場を進んでいくと依佐美送信所記念館と書かれた建物が見えてくる。
ここは世界最大級の大電力無線送信所であった依佐美送信所の施設を産業遺産として後世に伝えるために建てられた。
いったいどんな施設なのか、春の景色を楽しみながら刈谷の産業遺産をガイドさんと一緒に巡っていく。
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フローラルガーデンよさみ
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春いっぱいのフローラルガーデンよさみに到着
駅からはバスが出ており、広々とした駐車場もある。
到着してすぐに目に飛び込んでくるのは、春いっぱいの景色である。毎月第一日曜日にはよさみガーデンマルシェが開かれていて賑わう。
お花の道を歩くイングリッシュガーデン
英国のコッツウォルズ地方の石垣と草花。ここでは約50種類の四季折々の花々が楽しめる。
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広々のびのび遊具広場
大型のアスレチック型複合遊具のある遊具広場の他、幼児用遊具を設置した広場もある。
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ミニSL広場と記念鉄塔
土日と祝日限定でミニSLが走っている。このミニSLは依佐美送信所の建設時に資材運搬用として敷かれた専用線路で使われていたSLを復元して造られたものだ。線路の全長はかつての鉄塔の高さと同じ250m。ミニSLの向こうには1/10の高さで残された依佐美記念鉄塔がある。記念鉄塔の横にある建物が依佐美送信所記念館だ。
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依佐美送信所記念館
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依佐美送信所記念館は平成19年(2007)に開設された。記念館には長波用送信機器が多数展示されている。(入館料無料、月曜休館)
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依佐美送信所の歴史について
戦後はアメリカ海軍が長波送信所として長く使用したが、ここは決して軍事目的で建てられた施設ではない。昭和4年(1929)ここ愛知県碧海郡依佐美村(現在の刈谷市)に外交・通商を目的とした日本初のヨーロッパ向け無線送信所として依佐美送信所は建設されている。広大な平坦地と豊富な電力、建設物資運搬の交通機関等が確保できたこと、そしてヨーロッパ方面に電波をさえぎる高い山脈がないことなどからこの地が選ばれた。この建設に関わったのは、新一万円札の顔「日本資本主義の父」と呼ばれた渋沢栄一である。現在は産業遺産として価値が認められて国内外から数多くの認定を受けている。
刈谷市にかつてあった8基の依佐美の鉄塔
かつて8基あった鉄塔は刈谷市のランドマークとして長く親しまれていた。鉄塔は平成9年(1997)までに撤去されたが、当時は新幹線や東海道本線からもよく見えて刈谷付近を通過していることが分かったそうだ。現在、鉄塔跡地には2本のクスノキが移植され、フローラルガーデンよさみの一角には、対欧無線通信発祥地記念碑がある。
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依佐美送信所をもっと知りたいならガイドさんと巡ろう!
平成19年(2007)の記念館開設と同時に「依佐美送信所記念館ガイドボランティアの会」が発足。
ガイド実施日:土曜・日曜・祝日
※団体や平日ガイドを希望される場合は事前申し込みが必要。依佐美送信所記念館のボランティアガイドは刈谷市市民活動部文化観光課で申し込み予約することができる。電話0566-62-1037(平日8時30分から17時15分迄)詳しくは刈谷市HPをご覧ください。
ガイドさんからメッセージ
通信に興味を持ち理解していただけるように、わかりやすいガイドに努めています。
ぜひ依佐美送信所記念館におこしください。
依佐美送信所記念館 ガイドボランティアの会 会長 神谷和雄さん
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※この記事は2023年04月01日時点の情報を元にしています。現在とは内容が異なる場合がございます。