めいっぱいの春! 洲原公園と小堤西池を歩こう
華やかな色が恋しくなる春。刈谷で心も体もリフレッシュできる場所がある。洲原公園では満開の桜やつつじ、そして小堤西池には一面に広がる自生のカキツバタ群落。見渡す限り広がる花々は人をやさしい気持ちにさせる。さあ、春の散歩にでかけよう。
洲原公園の桜
洲原公園は、洲原池を中心に広がる松林を背景にした美しい公園。園内には、芝生広場のほか約420本のソメイヨシノが植えられている。ゆっくりと洲原池を眺めながら、桜と一緒に過ごす時間は格別である。
一日中遊べる洲原公園
公園内には北部生涯学習センターをはじめ、温水プール、テニスコート、ロッジ、デイキャンプ場などスポーツ・レジャー施設も備わっている。
洲原池をぐるっと歩くと
洲原池の水辺に集まる野鳥を見ると、自然の豊かさと癒しを感じられる。洲原池をぐるっと歩くと、所々に健康器具が設置されている。日常生活に必要な筋力を公園で気軽に鍛えられるのは嬉しい。まさに心も体もリフレッシュできる場所なのだ。
洲原池の由来
洲原公園の大部分を占める洲原池(広さ約16ha)はむかし新池と呼ばれ、洲原神社は度重なる堰堤の決壊と水洩れに悩まされた住民が、五穀豊穣、雨乞いの神として名高い美濃国(岐阜県美濃市)洲原神社の分社としてこの地に明暦元年(1655)創建したのが始まりといわれ、その頃から新池は洲原池と言われている。
国の天然記念物
洲原公園の駐車場の近くに細い道がある。ここは小堤西池に繋がる道だ。700mほど行った場所にある小堤西池では5月中旬になると自生のカキツバタ群落を見ることができる。昭和13年に国の天然記念物に指定されている。
カキツバタまでの道のり
小堤西池までの道のりは遠い。しかし、その遠さを感じさせない。なぜなら、100mごとに「あと〇〇歩」という立て看板が励ましてくれるからだ。この道を行けば緑一面の湿地に清楚な青紫色の花を咲かせるカキツバタに逢える。
地元のボランティアが守るカキツバタ
昭和51年に地元の有志によって結成された「小堤西池のカキツバタを守る会」によって、除草などの保護活動が行われている。
カキツバタは肥料や農薬などを使っていない。そのため、夏場にはヨシやアンペライなどが背の低いカキツバタを覆いつくしてしまうそうだ。このような地道な活動が、10年後も花を美しく咲かせる。
※この記事は2022年04月01日時点の情報を元にしています。現在とは内容が異なる場合がございます。