お寺や細い路地が点在する昔懐かしい「大浜てらまち」。寺社仏閣が集合するこのエリアでは、大浜てらまちウォーキングなどが開催されていることでも知られている。今回は、大浜てらまち案内人に案内していただきながら、西方寺・海徳寺・称名寺を巡った。
1. まちかどサロン
まちかどサロンに集合していざ出発。藤井達吉現代美術館に隣接しているサロンは、どなたでも利用できる地域の交流場所で、碧南観光のパンフレットやチラシが多数設置してある散策の拠点。無料駐車場もある。
2. 西方寺 真宗大谷派1233年創建
まちかどサロンから大浜地区のメインストリート「大浜街道」を南へ少し歩くと西方寺が見えてくる。市内には58の寺があるといわれており、いちばん大きな寺が西方寺。本堂内にはいつでも入ることができ、阿弥陀如来立像が安置されている。また、碧南市のシンボル的な建物となっている太鼓堂は、碧南地方における学校教育の発祥の地といわれている。
3. 海徳寺 浄土宗西山深草派1462年創建
大浜街道をさらに南へ歩くと、三河新四国81・82番礼所にもなっている海徳寺がある。山門の両脇には市内唯一の金剛力士像(市文化財)が睨みをきかせている。本堂に入ると国の重要文化財に指定されている金色の大浜大仏(丈六阿弥陀如来坐像)が安置されており、近づいてみるとその大きさに圧倒される。
4. 細い路地
称名寺へは大浜街道を南下すれば数分で着くことができるが、細い路地に入ってみた。この辺りは歩いて暮らせるまちづくりとして国のモデル地区に指定されているだけあって、散策がとても心地いい。
5. 称名寺 時宗1339年創建
徳川家康の父である松平広忠がこの寺で謡った連歌から家康の幼名「竹千代」が付けられたという家康ゆかりの寺である。称名寺と松平家との関係は嘉吉元年(1441)に、父・有親と息子・親氏が滞在したことが始まりといわれている。山門をくぐって左手には東照宮があり、境内奥には徳川家祖廟がある。
※この記事は2018年07月01日時点の情報を元にしています。現在とは内容が異なる場合がございます。