コースのチェックポイントを受講生が説明する


塩作りなど受講生自らが西尾の魅力を体験する


作成したコースを実際に各グループで巡る(佐久島)


 西尾観光の魅力を来訪者へ伝えていくためには、市民がおもてなしの心を持って接していくことが大切である。そのためには市民が西尾市のことを知り、愛着を持ち、好きになることから始め、市民一人ひとりが西尾市を誇りに思い続けることのできる仕組みが必要だ。
 そこで西尾市は昨年から、市内の観光資源を学んで観光情報を発信する「おもてなし隊」の育成を始め「おもてなし大学」を開校した。
 講座では、各分野の専門講師を招いて観光資源の説明をし、その後現地におもむいて自分の目で確認するというスタイルで行われた。
 公募で集まったおもてなし大学第1期生は19~80歳の48名で女子大生が3人。6つのグループに分かれて、講座で学んだことを活かしモニターツアーを企画し、最優秀賞に選ばれたグループが実際に一般の方々を案内した。選ばれたツアー内容は、西尾市の魅力を「食」を通じて伝えるというもの。抹茶道場、海鮮道場、えびせん道場、岡ノ山道場と、4つの道場に見立てたコースを巡った。このような流れのなかで受講生たちは、案内のコツや話術を習得した。今年度は、基礎編・応用編に分けて実施し、近隣の蒲郡市や田原市などとも交流しながら勉強していく予定だ。
 最終的には、おもてなし大学修了生は西尾観光おもてなし隊「一期一会」として観光情報発信をするとともに西尾市観光協会が旅行業資格を取得した際には、ツアーの企画・運営・案内に携わっていくことを目指している。興味のある方は問い合わせてみてはどうだろうか。


一般参加者へ説明をする受講生

普段はできないえびせんべいづくりは おもてなしツアーならでは!

地図を広げて創作ツアーのコースを検討する


取材協力・写真提供
西尾市産業部商工観光課