素朴な自然野中で味わう川魚料理。
岡崎の市街地から乙川上流に向かって20分も走れば、もうここは緑の山と清流に囲まれた岡崎の“奥座敷”。まるで店の庭の中を乙川が流れているみたい。この川を鹿が泳いでいたりする。猿や猪もいる。夏は蛍が舞う。
素朴な自然の中で、移りゆく季節の風情と懐かしいふる里の味が楽しめる。しかも気どりのない店構え、値段も手頃で、この庶民的な接客がうれしい。
自慢の川魚料理、あまご(いわな)は4月下旬まで。すぐ鮎の季節に変わる。ここでは養殖の魚を乙川の水を引き込んだ流し水で泳がせて育てている。よって、全養殖と違った生きの良さが売り。注文を受けて即調理する。美味しいわけだ。
あまご定食をいただく。刺身からフライまで、あまごづくしに夢中で舌つづみ。素焼きに味噌のかかった魚田も食べやすい。付出しの竹の子の味が実に新鮮。土の中から掘り出したばかりだという。わらび、たらのめ、じねんじょなど、地でとれた山菜はおふくろの味がする。
あまご定食は1,700円から3,000円。塩焼1品700円から。しし鍋3,800円、かもすき2,800円もある。個室(座敷)7、大広間2。
※この記事は2002年04月10日時点の情報を元にしています。現在とは内容が異なる場合がございます。