子の誕生祝いから長寿のお祝いまで 人生の節目の1ページに
1998年、福井の今庄町から120年前の歴史ある旧家、澤崎約老邸が知立に移築され、そこに和食酒家「縁」が誕生した。季節に応じた和食を提供し、「喜びの発見」をテーマに、お子様の誕生から祖父母の長寿のお祝いまで、多くの家族や親せきが集まる場となっている。
会席料理には旬の食材がふんだんに使われ、その鮮度や奥深い味わいはお祝いの場にふさわしい。縁は季節ごとの旬の食材や地元の特産品を大切にしている。例えば1月なら自然薯。1月になると熊本産の粘り強さと風味が格別な自然薯が収穫期だ。その他、地元の特産品である三河一色産のうなぎを使ったうな重のボリュームには驚くだろう。「季節の旬を大切にし、多くの方々とのご縁を大切にしています」と語るのは支配人の伊藤さん。
今年で創業25周年を迎え、縁はこれからも様々な行事やイベントに積極的に参加し、お客様との縁を大切にしていく意気込みを語っている。お客さんから言われた最も嬉しかった一言を訪ねたところ「やっぱり縁ですね」というシンプルであるが温かな言葉であった。
多くの人が集まり、顔を見合わせて笑う、お食事を囲み会話に花を咲かせる。人が集まるのが困難な時もあったが、やっとそれも落ち着き再会の喜びを分かち合う時。そんな新しい1ページにふさわしい場がここ縁である。
※この記事は2024年01月01日時点の情報を元にしています。現在とは内容が異なる場合がございます。