世界一を目指すこだわりパエリア
パエリア世界一を決める国際大会「第58回スエカ市国際パエリアコンクール」の日本予選が5月に開催され、ジュゲムが見事優勝。スペイン・バレンシア州で9月に開催される歴史ある国際大会にジュゲムが日本代表として挑む。
「スペインにおいてパエリアとは、お父さんが週末に友達や親戚を呼んで作る料理。日本で例えると、鍋のように皆で分けあって楽しく食べる料理です。各家庭にパエリアのレシピがあって、その家の親から子へ受け継がれていくのがパエリアの魅力。日本の皆さんにもぜひ知っていただきたい」と語るオーナーシェフ。本格的なスペイン料理が堪能できるメニューはたくさんあるが、パエリアは世界一を目指すほど力を入れている。
今回紹介する料理は「肉と魚介のMixパエリア(1人前1,260円・税別)」。食材に関しては「今」のスペインを感じられる料理を提供したいということで、オーナーシェフ自ら毎年スペインへ足を運び、本場で使われている食材をチェックし、地元三河で探して使用している。知り合った農家さんで愛情たっぷりに育てられたお肉や野菜、お米、三河湾の魚介類、地元の農大生が作っている皮付ヤングコーンなど、地産地消へのこだわりが強い。「生産者さんの想いをひとつにまとめさせていただいている」という気持ちで作っている。
日本人とスペイン人ではお米に対する感覚が違うという。「スペイン人にとってお米は、野菜を食べるという感覚。炊き上げた時に芯が残っていても気にしない。ところが日本人にとってお米は主食で、ふっくらと炊き上がったものが好まれる。そういった日本人の感覚を考慮して、お米の芯をギリギリまで残し、かたすぎず柔らかすぎず、良い焦げ具合で仕上げるのが難しく奥が深い」という。
ワインセラーには常時40種類以上のワインを用意しており、グラスに溢れるほど注ぐスタイルもジュゲムの名物となっている。
※この記事は2018年07月01日時点の情報を元にしています。現在とは内容が異なる場合がございます。