ピカピカ野菜とつくりたてのハム
矢作川河口付近、のどかな場所に農家レストラン葉菜の舎は佇んでいた。ドイツのコンクールで金賞を受賞したハム&ソーセージ手作り工房「シュヴァインハイム(子豚の里)」が、敷地内にレストラン部門としてオープンしたのが葉菜の舎だ。
この地で養豚農家を営んでいた先代夫婦は「自分で育てた豚で美味しいハムやソーセージをつくってみたい!」と思い立ってハム&ソーセージづくりにチャレンジし、平成元年に産直販売を始めた。添加物を極力使わないドイツ仕込みのハム&ソーセージは評判を呼んだ。そして、夫婦が60歳を過ぎた頃の平成19年「我が家のハム&ソーセージと地元のお野菜が食べられるお店があったらどんなに素敵だろう」という思いから葉菜の舎がオープンした。
素材の良さを味わえるようにするために、調味料は厳選された地元のものを使用し、蒸したり、焼いたり、つぶしたり。調理方法を工夫して感動料理の提供に努めてきた。料理に共感・感動してくれた客は友人に店を紹介して口コミで少しずつ客が増えていった。
そして平成26年、父母の思いを次女の真希子さんが受け継いだ。料理はもちろん、ハムづくりも先代のこだわりを受け継いで作っている。今では、週末はオープンと同時にほぼ満席になってしまう程の人気店となった。
自慢のハム&ソーセージはもちろん、自家栽培の朝穫れ野菜、地元の野菜が食べ放題。手の込んだ料理もある。自慢のバイキングランチ&ディナーは健康志向の方々に人気がある。この日の野菜は、里芋、春菊、にんじん、大根、トマト、茄子、フリルレタス、水菜、きゅうり、小松菜、ねぎ、玉ねぎなど。どれもシャキシャキ感が心地よく、食欲が進む。秋の人気メニューはジューシーなトマトサラダ。年始から春にかけては、甘みのある碧南美人(碧南特産にんじん)を使用した生ジュースが人気。「笑顔になるお客様の顔を見ると、心底うれしく、ほっとした気持ちになります」と二代目オーナーの真希子さんは語る。
※この記事は2016年01月10日時点の情報を元にしています。現在とは内容が異なる場合がございます。