幌加内産二八そば
そば好きが高じて、きちんとした技術を習得し、2012年4月に山里の一軒家を改装してそば屋を開店。そば打ちはオーナー自らが、その日食す分のみ打っている。
こだわりのそば粉は、良質な北海道幌加内産そば粉をベースに、香りと甘みが特長の常陸秋そばを混ぜ込んでいる。この混ぜ具合が、そば風太ならではの絶妙なえぐ味を出している。常陸秋そばは、店舗近くにてオーナーが栽培している。そば粉の割合は、そば粉8つなぎが2の、いわゆる二八そばだ。
そばつゆは、濃い口醤油とたまり醤油、砂糖、みりんをブレンドしてカエシを作り、本鰹の厚削りをベースにソウダ鰹、ムロアジ、サバブシから取った出汁と合わせている。出汁がしっかりと利いたそばつゆは、そばととても相性が良く、どれだけでも食べれてしまう。
今回紹介するメニューは「そば定食」900円(税込)。じゃこ飯や季節の小鉢がセットとなっている。秋には栗ご飯や茸ご飯、冬は鶏めしや煮物、じねんじょなど、その季節、その日の新鮮な食材が使われるため、季節を感じながら毎回異なる旬が味わえるのも魅力。
懐かしい香りがする店内空間にはメロウなジャズが流れていてゆったりとした雰囲気。そば店をオープンする前は、絵を描くことを生業としてきたオーナーの絵画がギャラリーのように飾られている。
※この記事は2014年10月10日時点の情報を元にしています。現在とは内容が異なる場合がございます。