身近な素材がコースの主役に

「本日の魚(アンコウ、マダイ)のムニエル・アーモンド風味」は、13穀米(玄米、赤米、キビ etc)やレンコン、ゴボウ、ナス、ズッキーニなどの野菜も盛り込まれ、ヘルシーで、やさしさを感じさせてくれる味。ノイリ—酒を使ったソースがぴったり。かぶの甘味でスープは温かい美味しさに包まれている。


普段着のレストランの雰囲気。


アットホームな感じ。でも味は本格的だ。




 フランスの街角にある普段着のレストランの雰囲気。「アットホームな味を大切に」と言うオーナーシェフ、村松建滋さんのウデとセンスは確かだ。
 三河湾の魚、近くの畑で採れる人参やゴボウなど、新鮮な地の素材が、見事にコース料理の主役に変身する。
 村松さんは碧南市の出身、この道30年になる。東京・パシフィックホテルに勤めたあと、フランスのアルザス等で、2年間、本場の味を学んだ。帰国して東京、名古屋で働き、1990年「ル・ラパン(うさぎ)」をオープンした。
 自分の味にこだわりながらも、マンネリにならぬよう常に努力。「奇をてらわない。見た目でなく、安心できる味でありたい」と村松さん。
 昼は1,800円(税別)から。例えば、この日の2,500円(税別)のコースは「帆立貝と海老と人参とじゃがいものサラダ」「本日のスープ」「本日の魚のムニエル・アーモンド風味」と「仔牛ヒレ肉ソテー・紅花風味クリームソース」から一品、「自家製デザート」「コーヒー又は紅茶」。
 この日のかぶのスープは、なめらかで美味しく、ほっとする味だ。家庭風というが、どうしてどうして、味は本格的。ホールサービスの奥さんの笑顔にも心安らぐ。夜は3,800円から。30席。年6回はレストラン・コンサートも開く。


家庭風フランス料理 ル・ラパン

所在地
刈谷市寿町4-110 Google Map
電話番号
0566-25-1919
定休日
水曜・第3火曜定休
営業時間
11:30~14:00
17:30~21:00(オーダーストップ)
ウェブサイト
http://www.le-lapin.jp/index.html
みかわこまち編集部
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