素材の旨味を生かした上品な味わい
料理長であるご主人の高須さんは、高校卒業後、大阪・名古屋・豊橋の和食料理店で修行を重ね、故郷一色町に戻り平成2年、対米に和食料理店をオープンした。その後、平成21年に現在の野田に新築移転した。
今回は、一日限定20食という人気ランチ「華膳」を取材させていただいた。お刺身は新鮮なマグロの赤身と三河湾で獲れたスズキ。煮付けは舌平目、白身魚(タラ)のフライ、ぶり大根、タケノコとワカメの煮物、デザートはずんだもち。口のなかでフワッと溶けるような舌平目は絶品。味付けの基本は薄味だがダシがきいている上品な味なので素材の旨味が生きている。
魚介類などの新鮮素材にはこだわっており、近くにある一色漁港の市場にご主人が自ら毎朝仕入れにいく。地元産が中心だが、おいしい食材は他からも仕入れている。旬の食材にこだわるため、月ごとにランチの内容は変わる。その朝、市場にいいものがあればそれが煮魚や刺身となる。
他の人気メニューは、うなぎ定食、刺身定食、とんかつ定食など。一色町は日本有数のうなぎの産地ということもあり、特にうなぎには注力しており、3年程前に一色町内に他のうなぎ店ができるまで18年間、一色町で1軒だけだったという。
店内は落ち着いた和風の空間で、ゆっくりとくつろげる。席数は45席、宴会は24名まで。宴会料金については気さくなご主人に相談するといいだろう。法事なども歓迎しており、会席料理も好評。
※この記事は2014年04月10日時点の情報を元にしています。現在とは内容が異なる場合がございます。