懐かしの味と美味しいスイーツを提供する、昔ながらの喫茶店。
247号線を西尾から蒲郡方面へ走ると、右手に見えてくるちょっとレトロな喫茶店があります。喫茶店「木古里」です。緑でおおわれた門をくぐると、店内へ入ることができます。「おちついた」という言葉が似合う雰囲気の店内は、昭和61年にオープンした時からほとんど変わっていないそうです。オープン当初はまさに純喫茶と呼ばれていた木古里も、オーナーの鈴木保さんが20年ほど前に来て以来、改装や新商品の提供を経て、現在の形になりました。中でも、入り口すぐにあるケーキコーナーは、鈴木さんがオーナーになる前に行った修行先で身に着けた技術で提供しているものです。
さて、このお店でいただいたのは、期間限定で提供される「西尾ナポリタン」。西尾市の特産品である「あさり」、「トマト」、「えびせんべい」を使ったナポリタンです。他の「西尾ナポリタン」提供店舗が様々な工夫を凝らす中、あえて定番のナポリタンと作り方をそろえ、喫茶店で提供されるメニューと変わらない、「定番商品」として提供しています。ナポリタンはひと口サイズのトマトとあさりがトッピングされ、トマトソースの甘さとあさりの甘さが絡み合う料理です。別で、振りかけられるえびせんべいの歯ごたえも合い、懐かしいながらも新しい味のナポリタンでした。
メニューはほかにもコーヒー、トーストのほか、ハンバーグ、カレーなど、常連さんの多い木古里では昔から続くおいしい喫茶店の定番メニューを提供し続けています。
店内の奥には、店長の趣味で集めた骨董品のほか、創業時からあるレトロゲームもあります。
また、余談ですが、ボウリングが趣味という鈴木さん。かつては何度もパーフェクトを出していたそうですが、ここ数年は控えめになってしまったそうです。しかし最近、再びボウリング熱を燃やしているとのこと。来店時には、マスターとちょっとしたボウリングトークもいかがでしょうか。
※この記事は2016年06月20日時点の情報を元にしています。現在とは内容が異なる場合がございます。