本格料理をリーズナブルに

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　フランス・パリで8年間、三ツ星レストランなど数店で料理修行の後、名古屋の結婚式場で婚礼料理を4年間修行。平成26年にこの店をオープンした。パリへ行く前からフランス料理店を地元でと考えていたオーナーシェフの神谷氏は「フランス料理というと敷居が高いイメージがありますが、リーズナブルで気軽に入れる店をやりたかったんです」と語る。隠れ家風の一軒家で、白を基調としたゆったりと落ち着いた雰囲気の店内にはプロジェクターも完備しており、結婚式二次会などの貸切利用もできる。
　紹介するのは1500円（税別）からのコースランチ。食後にドリンク付、デザート付、ドリンクとデザートの両方を付けたメニューがある。メイン料理を魚・肉などの4～5種類から選ぶことができ、今回選んだのは「真鯛の海老パン粉焼きベルモット酒のソース」。春が旬の三河一色産桜鯛は、この時期エサとして海老を食べているので、パン粉に乾燥させ粉末状にしたエビを混ぜることで香りが引き立ち、身は厚みがあってふっくらと柔らかくジューシーで甘みがあり、酸味のあるソースと相性が良い。野菜類は自家栽培の有機野菜が中心。生野菜は野菜本来の甘みがあり、軽く茹でた野菜はピーナッツオイルで仕上げていて素材本来のうま味を引き出している。取材日の前菜2種は、シラウオと大根のレムラード・桜エビのブランマンジェ。スープは、さつまいものスープ。調理に一切の妥協がなく、メニューは季節によって変わり、その日の仕入れで決まるそうだ。

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