関さばが躍る、寿司本来の味を。
関さばは一度味わうと、やみつきになるという。飛び切りの関さばを、食べさせてくれる寿司店が、西尾市にある。マスコミ各社がこぞって紹介、注目されている。
磯寿司の大将、磯村輝男さんは、東京・中野の伯父の店、三河屋で寿司修業。昭和40年に西尾で開店した。磯村さんは関さばの旨さを知ると、すぐに大分県佐賀関の現地に飛んだ。豊後水道の厳しい自然に育まれた、一本釣りの関さばは「おいしいものを食べさせたい」磯村さんの意にかなうものだった。
毎週木曜日、保冷水槽車で海水ごと店に直送。店の水槽に移される関さばは銀白色の腹を見せて躍っていた。
関さばは1カン400円、関さばの活魚作りは1本8,000円から、関あじは1人前2,000円。
サービスランチ「寿司いっぱいランチ」の1,000円はおすすめ。関あじ、まぐろ、ぼたん海老、穴子などほとんど天然ものの寿司だ。大将おまかせの日替わりで、ときには関さばも入る。赤だし、デザートも付く。どうみても2,000円はする。ほかに「昼の特上にぎり」1,500円、ちらしミニ丼なども。(サービスランチは平日のみ)
上寿司2,200円、寿司会席は3,500円から。
いま、回転寿司が賑わいをみせているが、「原点を忘れないで、寿司に徹し、寿司本来の味を大事にしていく」と気負わない。20席。
※この記事は2003年04月10日時点の情報を元にしています。現在とは内容が異なる場合がございます。