一色産のブランド鰻を 最上級の味わいで提供

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　日本有数のうなぎの産地、西尾市一色町。だが生産地ではあっても消費地ではなく、長らく老舗のうなぎ料理専門店がなかった。うなぎ処いっしきは一色うなぎ漁業協同組合の直営店で、以前は一色さかな広場内にあったのだが、15席程度と規模が小さく、一色のうなぎの美味しさを広める上でも、大きな店を構えたいという想いがあった。
　近年、専門店が二軒相次いで開店したのを契機に、西尾南部ベイエリアを活性化しようという気運が高まり、新しい店を作る計画が具体化。さかな広場や佐久島行き船のりばの隣地にあって観光の拠点ともなる大型店舗が誕生したのが、ちょうど一年前のことだ。

　この店の最大のポイントは、漁協ならではの高品質で安全・安心・美味なうなぎをリーズナブルに提供できること。一色の養鰻技術には定評がある。矢作川水系の河川水を利用した天然に近い環境で、生産者の愛情を受けて短期間ですくすくと育つ。このため土用丑の前までに、柔らかくて脂ののった若いうなぎを提供できるのだ。

　身はふわっと、皮はパリッと、極上の焼き具合に仕上がる一色のうなぎはどんな料理でも美味しいが、この店の一番人気はひつまぶし。蒲焼き本来の味、薬味との相性、そして出し汁のさっぱりとした香ばしさ…というように、味の変化を楽しめる。

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　もちろん、定番のうな重やうな丼もおすすめ。ことにボリュームを抑えたうな丼のハーフは女性に人気で、かなりお値打ちだ。また現在はお持ち帰り用弁当も用意していて、外食が困難な時でも家庭でいっしきの味を楽しんでいただくことができる。

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　愛知県は醸造文化が発達している。いっしきでは旨味の強いたまりなどを使ったタレにもこだわる。この辺りの人はうなぎの味をよく知っていて舌が肥えている。そんな通の人々をも満足させられる、格別のうなぎ料理を提供できるお店なのだ。

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