親子三代で来て見て 味わうノスタルジー
2009年8月8日にオープンした海と畑の台所 Cocopelli Shrimp。学校風の建物の扉をガラガラと開けると、懐かしく優しい空間が広がっていた。
大将は安城市出身で、もともとBarや雑貨屋さんを経営されていた。海と畑の台所 Cocopelli Shrimpは女性向けのお店としてオープンしている。ココペリは幸せを呼ぶ精霊のこと。シュリンプとその後に付いているが、決して海老専門店ではない。
Barの頃は外国人の男性がお客さまに多く、その時にお出ししていたお料理を、味付けは変えず女性が好むようにアレンジしたという。その為、Barに通っていた大将のファンも多くお店に訪れる。
女性のお客さまは細かいところまでよく気がつくため、内装や外装には時間をかけたという。制服やクッションカバーなどは手作りの店オリジナルのものだ。
2022年で13年め、お店に当時来ていた方のお子さんが店で働くという嬉しい出来事も起こっている。「変わらぬ味に変わらぬ場所、昔をブレずに残すことで老夫婦には懐かしく、若い人には新しい。そんな三代で来てもらえるような店を続けたい」と語る大将の目は少年のようにまっすぐであった。
※この記事は2022年01月01日時点の情報を元にしています。現在とは内容が異なる場合がございます。