大正創業 老舗料亭
大正3年、大浜湊駅(現 碧南駅)の開業に際して「遠方からお越しになる人が困らないように、また駅前が賑やかになるように」という想いで「大正旅館」を開業した。その後、料理店、菓子店、ビリヤード・卓球といった遊技場、寿司屋、和洋食堂、出張パーティ、結婚式場といったように事業をその時代に合わせながら営業し、平成26年に創業100周年を迎えた。そして平成28年、老朽化していた建物を建て直し、新しく生まれ変わった。この建築物は、碧南市の優れた建築物を表彰する「第17回へきなん都市デザイン文化賞」で最高賞の大賞に選ばれた。
暖簾をくぐって館内に入ると、凛々しい木組みのエントランスがお客様をお迎えする。立派な梁と開放感がある吹き抜けの大広間、落ち着いた雰囲気の掘り炬燵のお座敷、シャンデリアがある和洋折衷のテーブル席、おひとりでも座りやすいゆったりしたカウンター席など、さまざまな空間がある。
今回紹介するのは、松花堂弁当に丁寧に料理を盛り込み、茶碗蒸しをつけた贅沢ランチ「旬彩弁当 碧1,300円税別」。刺身3品盛りは、マグロ・カンパチ・ヒラメ。揚げものは、えび・さつまいも・ししとう・かぼちゃ。焼きものは、さわらの照り焼き・えびのうま煮・にんじん・里芋・いかの金山寺味噌和え。煮ものは、落花生の豆煮。旬のフルーツ、茶碗蒸し、赤だし、ご飯がつく。ミニ会席料理のように日本料理の基本的なものを色々味わうことができる。
「旬彩弁当 碧」にひとり鍋(すきやき)をつけた「旬彩弁当 華1,800円税別」も好評。トマト・バジルで少し洋風な味わいのすきやきは大正館ならでは。お肉とトマトの相性がよく、まろやかな味で評判がいい。
他に、卵でとじていない大正館名物「元祖カツ丼」や、うな重、穴子重などもある。
※この記事は2017年10月01日時点の情報を元にしています。現在とは内容が異なる場合がございます。