一切手を抜かない クラシックフレンチ
フランス料理を調理師学校で学び、その後フランスへ留学。東京・名古屋・浜松・多治見のフランス料理店を経て、蒲郡のホテル料理長を経験。「お洒落をして出かけてみようと思える美味しい洋食店が、当時は地元に見当たらなかった。だったら自分が」という思いで「シェ・ミヤチ」を地元岡崎市にオープンした。
クラシックフレンチへのこだわりが強く、昔ながらの伝統的なレシピによる手作りのスタイルを基本としている。一切手を抜かない、自分で仕込んで自分の味に仕上げていく。個性的なクラシックフレンチに魅せられて通う客も少なくない。
今回ご紹介する人気メニューは「仔羊のグリルランチ」。焼いた時間以上に休ませた仔羊のグリルは、とてもジューシーで柔らかい。肉の甘みが口いっぱいに広がり幸せな気分にしてくれる。ラム肉なのでマトン肉のような臭みは全くない。手間暇掛けたブイヤベーススープは、魚のアラから出汁をとり味がしっかりしている。本日のキッシュは、玉ねぎ・ベーコン・チーズといった最もオーソドックスなものだった。もっちりとした食感のキッシュは、毎日同じではなく季節の旬が入ってくる。
本日のデザートはフォンダーショコラ。フォークを入れると中からチョコレートがジュワーっと出てくる。付け合わせのキャラメルアイスがよく合う。「デザートも奥が深い、常に勉強できるから楽しい」というミヤチシェフ。他にクレームブリュレやタルトタタンなど、本格的なレストランデザートが楽しめる。皿にもこだわっていて、陶芸家が焼いた甲山焼きを使用。白い皿は無地のものにオリジナルで絵付けをしている。
完全予約制ではないが、楽しく食事会を楽しみたいなら予約をお勧めしたい。
※この記事は2019年04月01日時点の情報を元にしています。現在とは内容が異なる場合がございます。