食と音 空間を愉しむ
タイ料理ベースの多国籍料理店にて数年調理の経験をした後、結婚式場の料理部門に入社。土日は婚礼料理を作り、平日は同系列のレストランで料理長を務め、フランス料理を作っていた。この頃から自分の店を出したいという思いがあったという。そして2015年にカジュアルフレンチ・ビストロアンソンをオープンした。
「アンソンという店名には、料理の音・おしゃべりの音・ジャズ系BGMの音など、いろんな音をやわらかい空間のなかで楽しんでいただきたい、そんな想いを込めています」という音楽好きなオーナーシェフ。白い壁の店内は、木のやわらかさや開放感を感じる落ち着いた雰囲気で、電球のナチュラルな光とやさしい影が心地いい。蛍光灯を一切使用していない。
今回紹介する料理は、ミュジックランチ1,900円税込デザート付き。オードブルは、キッシュ、魚のエスカベッジュ、スモークサーモン、野菜サラダなど、いろんな旬の味が楽しめる。スープは旬の野菜ポタージュで、本日はじゃがいもの冷製。サラッとして飲みやすい。メイン料理は、写真では肉と魚料理の両方写っているが、どちらかを選ぶというスタイル。本日の肉料理は三河ポークのロースト。フライパンで表面を焼いて肉汁を閉じ込めてからオーブンに入れたり出したりして火入れにこだわることによって、やわらかくてジューシーに仕上げている。さっぱりとした甘味がふんわり口の中に広がる。本日の魚料理はイトヨリダイの蒸し焼き。生でも食べられる鮮度のいいものを使用し、ふんわりとジューシーに仕上げている。デザートはガトーショコラ、マンゴーのムース、自家製アイスクリーム。ドリンクはコーヒー、紅茶、オレンジジュースなどから選べる。料理の素材は旬にこだわるため、季節によって変わっていく。お酒は各種あるが、グラスワイン(550円から)を、赤3種・白3種の6種類を常時用意している。
貸切パーティーにも対応してくれて25人くらいまで可能。料金は気さくなオーナーシェフに相談するといいだろう。
※この記事は2017年10月01日時点の情報を元にしています。現在とは内容が異なる場合がございます。