舟盛り八種巡り
国道248号沿い幸田駅近くに、週末には行列ができる店があると聞いて訪れてみた。懐かしさを感じる雰囲気のお店で、昭和53年から夫婦で経営している。料理長のご主人はとても気さくな方で、若い頃大阪の「大ちゃん」で料理の修行を積み、30歳の時に師匠の店の屋号を暖簾分けしていただいて、この地で独立した。
鮮度とボリュームが人気で、遠方から訪れる常連客も多いという。特に土日は一日中行列ができる程の人気だ。「本当に申し訳ないと思っています。わざわざ遠くから来てくれるお客様に満足して帰っていただきたい」とご主人は恐縮していたが「満足」していただくことにとてもこだわる。
人気はさしみ定食。一人前だが舟盛りで、本日は8種盛り合わせだった。まぐろ、はまち、つぶ貝、いくら、いか、かつお、このしろ、あまえび。さしみ定食で8種味巡りができるのは、他にはなかなかないだろう。どれもジューシーでお値打ち感を感じる。特にまぐろが人気だという。
鮮度が勝負の食材は毎日仕入れており、まぐろは通常毎日2本程仕入れて調理場で解体される。旬にこだわるため内容は季節によって若干異なるがボリュームは変わらない。煮付けと味噌汁が懐かしい味で食欲が進む。ランチタイムのみ季節のフルーツがサービスされる。
店内は、お座敷のみで全12席。家族連れやカップルの客も多く、敷居の高い店ではない。日和の良い休日に、観光ドライブがてら満腹を味わいに行ってみたらどうだろう。
※この記事は2015年04月10日時点の情報を元にしています。現在とは内容が異なる場合がございます。