本物の味を見極めてほしい
子どもたちにこそ本物の味を食べさせたい。モノがあふれている中で、本物を見極める力を子どもに伝えたい」と、天然の酵母菌の培養から石窯で焼き上げるまで、全て手作りのパン工房を10年前に造った。
オーナーの坂本ふづきさんは、子どもの頃アトピー喘息だった。母親がホシノ天然酵母でパンを作って食べさせてくれた想い出を今も大切にしている。
有機玄米を発芽させ、酵母菌を作る。小麦粉は国産。パン生地に卵や乳製品を使わない。レーズン、ナッツ類はオーガニック、塩は平釜で煮詰めた沖縄の自然塩、砂糖は奄美大島の原糖とこだわる。あんこやカレー、カスタードクリームなど全て自家製。
食パン、雑穀食パン、くるみとレーズンなどの焼き立て(約40種)が店頭に並んでいるが、いよかんと木の実のパン、豆乳食パンなどのパン(約50種)は前々日までに注文できる。ただ、量・生地が限られているため、リクエストパンは先着順。安全な材料で手間ひまをかけるから、パン工房のオープンは木曜と土曜のみ(なくなり次第終了)。
そこで、パンだけでなく、美味しいコーヒーと料理も味わってほしいと、藤井達吉現代美術館内に喫茶むぎの家も開いた。
最高峰のコーヒー豆をバリスタのウデでさらに美味しくしたブレンドコーヒー(410円)やカプチーノ(510円)。たんぽぽコーヒー(480円)、麦芽コーヒー(460円)などのノンカフェインも飲める。
日替りケーキ(370円)や自家製バニラアイス(400円)など、心づくしでくつろげる。
※この記事は2010年01月10日時点の情報を元にしています。現在とは内容が異なる場合がございます。