座敷でゆっくり料理を楽しむ
西尾市の東部の、まだ田畑の広がる閑静な地に昨年9月、新築オープンした。落ち着いた純和風の造り。お座敷なのに、足の不自由な方もゆっくりと、すべて椅子席である。
ご主人の小林茂樹さん(49歳)は三代目になる。名古屋、豊田、岡崎で7年修業後、店に入った。お店のルーツは、戦時中、夫を亡くされた茂樹さんの祖母が、まだ若い父の勝美さんと自分の屋敷で始めた雑貨屋さん。地元の人たちの要望に応えて、家庭料理も出すことに。田畑で働く人たちに、おやつ、パンなど届けたのが仕出しの始まり。宴会もできるようにと、現在地に広い座敷を造った。
最新設備を整えた新店は36畳を12畳・12畳・6畳・6畳に分け最大で4組までのすべて個室に仕切った。貸切は46名まで収容可能。例え2人でも、他人の同室はない。「料理は食べるだけでなく、ゆっくりしてほしいから」とご主人。家族やグループの会食から、お祝い事、法事と、その用向き、予算など、よく聞いてから、それにふさわしい料理をつくる。一色漁港から揚がる魚と地元の野菜を使う。料理は品数も多く、食べやすい。「色々な料理を楽しんで召し上がってもらいたい」。
平日のお昼限定の弁当は1500円(デザート、コーヒー付)。
※この記事は2013年04月10日時点の情報を元にしています。現在とは内容が異なる場合がございます。